遂に!遂に遂に遂に!!!!!!
いつもお世話になっているハーレムのボスこと、
下剋上の無也さん、オフィシャル1stアルバム、
「THE ALBUM」
が今日発売です!!!
デザイン全てやらせて頂きました。
かなり聞いてますが、
間違いなくクラッシックになるアルバム!!
本気でお薦めの一品です!!
今年最大級のストリート・ボムッ!!!
全国のタワレコ、ツタヤ、HMVなどのメガストアなどでも絶賛発売中!
今更、説明はいらないと思いますが、
もし知らない人がいたら是非、これを読んで下さい。
〜 無から成り上がる男 〜
2002年冬、寒さ厳しい大都市ニューヨークシティーにスクラッチレコード2枚だけを片手に、単身日本から渡米してきた一人の若者がいた。彼の名は現在、下剋上の無也として広く知られている。頼れる友人、知人もいない、言葉も風習もわからない異国の地で唯一人、天下を取りにやって来たのだった。 現在に至るまでの約六年間、彼はハーレムと呼ばれるニューヨークで最も危険な地域に身を置いている。住む所も無い、飲まず食わずの極限の生活を乗り越え、ドラッグを売って生計を立てていたが、その仕事柄上、トラブルに巻き込まれることが度々であった。拳銃を突き付けら、アバラ骨を折られた挙句、所持品を全て奪われたこともあった。帰宅すると目の前で自宅が炎を上げて焼かれていたこともあった。誰にでも平等に訪れる「明日」という日が、当時の彼には来るかどうかも分からなかったのだ。 筆舌に尽くし難いギリギリの環境を生き抜きながら、大好きなHip Hopの音楽制作に没頭し着々と成り上がる為の地盤を固めていく。そして五度目の春が訪れる頃、Hip Hopの産みの親である黒人達にも彼の音楽が認められ、プロジェクト(低所得者居住区団地)の強者ローワーイーストサイドのハスラー達のトラックをプロデュースし始める。そして自主制作でMix CDを二枚発表し、ほぼ全てを完売することに成功。ハスラー達からの信頼をさらに篤いものとし、彼らを取りまとめるまでの存在になっている。これはアジア人として極めて異例とも言うべき快挙である。また現地のアーティストからだけでなく、日本からも彼の楽曲に対して音楽提供の熱いオファーが多数寄せられている。その中の幾つかを紹介すると、彼の旧友でもあるD.Oを初めとして、剣桃太郎や第二次Hip Hop世代の筆頭と謳われるA+などの今を活躍する人気アーティスト達である。 無名の日本人だった彼の名は、雑誌やラジオ等のメディアを媒体として伝えられ、ニューヨークのみならず日本にも轟くようになった。リアルなHip Hopシーンに敏感な若者達が彼の存在を放って置く訳もなく、アーティストとして、一人の男として彼へのリスペクトは多大なものとなっている。実際に彼のカリスマ性と生き様に魅せられ、彼のもとを訪れるファンが後を絶たない。 現在の確たる地位を築くことが出来たのは、ひとえに彼の音楽に懸ける情熱と並々ならぬ努力の賜物である。そしてそれは想像を絶する世界を生き抜いてきた彼の人並み外れた強靭な精神力によって裏打ちされている。過酷な環境下でこそ創られる刃というものがあるのだ。底辺からずっと見据えてきた天下へ向け、丹念に研ぎ上げた刀を手に侍は一歩一歩着実に歩を進めている。下剋上の名にふさわしく、無から成り上がる男のストーリーは今まだ始まったばかりである。
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